被相続人の車を売りたい時の方法

遺産相続問題が発生した段階で被相続人が生前に所持していた車が財産として残るケースもあります。
このような場合には、この車そのものをどうするかについては分割協議で話し合いをしなければならないのですが、近年では、一家に一台、もしくはそれ以上の車を所持していることがほとんどですので、被相続人が残してくれた車について特に需要がなく誰も乗らないというケースでは、この車そのものを売ってしまい、現金にしてから分割をした方が良いと言う場合もあります。

しかし、被相続人が亡くなってしまうと、被相続人の名義のままで車を売ることができなくなってしまいますので、こうしたケースでは相続人の誰か1人の名義変更を行い、一度相続をした上で改めて売りに出すといった手続きになります。
そのため、手続きそのものは少々面倒になってしまうのですが、直接的に相続人の名義のままで売ることはできませんので覚えておきましょう。
まずは名義変更をしたうえで車の査定金額を決定し、それから分割協議において、それぞれの相続人の取り分を決めることになります。

◼︎車の評価額を決めるには複数の場所で査定をしてもらった方が良い

結果的に車を売るのであれば上記した通り、まずは評価額を決めなくてはなりません。
もちろんこれは素人が決められるものではなく車の買取専門店や専門業者に依頼等で査定をしてもらうことになるのですが、少しでも高く買い取って欲しいと思っているのであれば、複数の買取店などで評価してもらうと良いでしょう。
近年ではインターネットから一括で複数の買取業者に申し込みができるようなサービスもあるので、こうしたものを利用すると非常に便利です。
自分でわざわざ車を持ち込まなくても評価額をある程度把握することができますので特に相続協議を行い、様々な手続きで忙しい毎日の中でとても助かるのではないでしょうか。
また、買取を行ってもらう際には無料で引き取りに来てくれるような業者もいるので、こうした部分もどんどん活用していくようにしましょう。

車の評価額だけではなく、車そのものにリサイクル権が発生しているのであれば、こうした部分についても買取業者側から支払われるものとなっています。
現金に変えた上で相続人に分割するのも良いですが、評価額がしっかりと決定した段階でこの車の名義となっている相続人が先に現金で他の相続人に分割するといった方法でも問題ありません。

◼︎個人売買をする際にも一度名義変更してから

上記のように業者やディーラーなどで車の買取を行ってもらうにはもちろん相続人が一度自分の名義にしなければならないのですが、個人的にこの車を買いたいという人が現れた場合にも同じく相続人が一度自分のものにする必要があります。
被相続人から直接的に赤の他人に名義変更することはできませんので覚えておくようにしましょう。